exhibition

山本靖久展 生あるものたちへーTo all creatures

「碧緑の森」89cm×145.5cm  カゼインテンペラ、アクリル、銀箔、キャンバス

「碧緑の森」89cm×145.5cm  カゼインテンペラ、アクリル、銀箔、キャンバス

このたび、四季彩舎では山本靖久の個展を開催します。

80号変形から小品までのテンペラなどによる平面作品、水彩作品など約15点を出品します。

山本の世界をお楽しみください。

展覧会によせて

先日、ホーキンス博士が、地球の寿命を1000年からあと100年に修正。その寿命をなんと900年も早める予測を発表した。温暖化や核の問題などから滅亡へのカウントダウンは始まってしまっているのか。

青く美しき地球に宿る神が創り出した生あるものたち。その美しさは千差万別であり、まさ神秘的だ。すでに多くの生きもの達は、自然環境と我々人類によってこの世から姿を無くしてきた。

その中で、滅びず進化を遂げ、最も美しい形象を獲得した人間を、私は対象としてずっと描いてきた。

今回の個展では、「生あるものたちへーTo all creatures」というタイトルとし、その人間と生あるものたちとの美しき形象の響き合いに焦点をあて描こうと思っている。

近年、現代の情報や物質の豊かさに対する反問譜として、人間が裸で大地に立った頃の情景を妄想し描いてきた。人々が、精神や肉体は豊かであったであろうという情景を。そして作品に登場する人物などは、「豊かさ」の象徴として描き、その形象は丸みを帯びる。その形象が心理的に柔らかさを感じさせ、作品から来たる未来に対し、滅亡へではなく、豊かな「予感」を感じ取ってもらえるように。

また、作品に描く形象だけではなく支持体にも丸みも持たせ、ここ数年制作してきた。今回も作品の柔らかな形象と描かれる人間と生あるものたちの形象の造形的な響き合いが、来たる未来に希望が持てる「豊かさ」を内包した表現になればと願っている。

2017年10月
山本靖久

山本靖久展 生あるものたちへーTo all creatures
2017年10月23日(月) –2017年11月1日(水)
11:00-18:30 日曜休