金丸悠児は、ライフワークとして古代魚や亀といった時を司る動物を数多く描いており、独自のマチエルを用いたユーモラスな画風に定評があります。
2011年より新たな試みとして立体シリーズの作品を発表。二次元で描かれていた動物たちの世界観を三次元で表現した作品は、平面の世界で佇んでいたモチーフが現実の世界に突如現れたようで、より愛着のある作品へと昇華します。
動物と接するとき、私達は無意識に自らの願望を彼らに投影しています。
愛玩として、家族として、そして畏怖の対象として。そのような動物に対する心の形を、身にまとう兜として表現してみました。
金丸悠児
「KABUTO」と題した今展では平面シリーズでも数少ない人物をモチーフにした作品を立体作品で発表。壁面にはカードシリーズの作品を展覧いたします。常に進化し続ける金丸悠児の世界をお楽しみ下さい。
金丸悠児 Yuji Kanamaru
1978年神奈川県生まれ。
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
日本画の表現体系を基盤としながら、
独自のマチエールと重層的な色彩による絵画表現を展開する。
麻布や新聞の断片、ひび割れなど異なる要素が混在する画面は、
鮮烈さと柔らかさを併せ持つ独自の質感を生み出している。
中東で過ごした幼少期の経験を背景に、
異郷性とノスタルジーが交錯する独自の世界観を提示する。
Yuji Kanamaru
Born in Kanagawa in 1978.
Graduated from Tokyo University of the Arts.
Working from a foundation in Nihonga, he develops a distinctive painterly language
defined by unique textures and layered, vibrant yet subtle colors.
Incorporating elements such as fabric, fragments of newspapers, and intentional cracks,
his surfaces generate a singular material presence.
Influenced by his childhood spent in the Middle East,
his work evokes a world where a sense of the unfamiliar and nostalgia intersect.
