四季彩舎では初となる下山直紀による個展を開催いたします。
「LOOK BACK」と題した本展では、作家がこれまで発表に至らなかった構想や記憶に改めて向き合い、現在の視点から再構築した新作7点を発表いたします。
失われた可能性や「もしも」の分岐点に光を当て、時間を跳躍的に捉えるという視点から、過去と現在を新たに接続する試みとなります。
Artist Statement|Naoki Shimoyama
「LOOK BACK」は、過去をただ振り返るのではなく、選ばれなかった道筋や埋もれた構想を再びすくい上げ、現在の視点で再構築する行為です。
かつて形にならなかったアイデアや記憶を再起動させ、「もしも」の視点から新たな“現在”を立ち上げる。それは、時間をなぞることではなく、失われた可能性の痕跡をたどる創造的なアクションでもあります。
私は、過去・現在・未来という直線的な時間軸ではなく、《意識の跳躍》としての時間の層に関心を持っています。
振り返ることは、何かを終わらせることでも立ち止まることでもありません。それはむしろ、別の現在へとつながる扉を開く行為なのです。
下山直紀 Naoki Shimoyama
1972年群馬県生まれ。
多摩美術大学大学院彫刻専攻修了。
木彫を中心に、動物をモチーフとした彫刻作品を制作。
自身の作品を「自刻像」と位置づけ、
動物の姿を通して内面の思考や感情を投影し、彫刻として昇華する独自の表現を展開する。
精緻な造形と強い存在感を備えた作品は、
人間存在や社会に対する深いまなざしを内包し、鑑賞者に実存的な感覚と共鳴をもたらす。
Naoki Shimoyama
Born in Gunma in 1972.
Completed his MFA in sculpture at Tama Art University.
Working primarily in wood carving, he creates sculptures based on animal forms.
Defining his works as “self-portraits in sculpture,”
he projects his inner thoughts and emotions onto animal figures, developing a distinctive sculptural language.
With refined craftsmanship and a strong physical presence,
his works evoke an existential sense of being, reflecting a deep contemplation of human existence and society.









