四季彩舎で3回目となる本個展では、コラージュ技法を積極的に取り入れた動物シリーズを中心に、小品から30号までの約15点の作品を展示いたします。
金丸悠児は、生命と時間の神秘性に深い関心を寄せ、これまで古代魚や亀など「時を司る動物」を描くことをライフワークとしてきました。本展では、その新たな試みとして「龍」「鳳凰」「シーサー」といった伝説上の動物を題材とした作品に挑戦しています。
古来より守り神や畏敬の対象として人々の生活に密接に関わってきた伝説の生き物たち。彼らの内面性と向き合い、生命に対する人間の眼差しの足跡を辿る本展は、作家自身の表現がさらなる進化を遂げる過程を垣間見ることができる貴重な機会となります。
金丸悠児 Yuji Kanamaru
1978年神奈川県生まれ。
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
日本画の表現体系を基盤としながら、
独自のマチエールと重層的な色彩による絵画表現を展開する。
麻布や新聞の断片、ひび割れなど異なる要素が混在する画面は、
鮮烈さと柔らかさを併せ持つ独自の質感を生み出している。
中東で過ごした幼少期の経験を背景に、
異郷性とノスタルジーが交錯する独自の世界観を提示する。
Yuji Kanamaru
Born in Kanagawa in 1978.
Graduated from Tokyo University of the Arts.
Working from a foundation in Nihonga, he develops a distinctive painterly language
defined by unique textures and layered, vibrant yet subtle colors.
Incorporating elements such as fabric, fragments of newspapers, and intentional cracks,
his surfaces generate a singular material presence.
Influenced by his childhood spent in the Middle East,
his work evokes a world where a sense of the unfamiliar and nostalgia intersect.

