四季彩舎では、金丸悠児による個展「ホシノイノチ」を開催いたします。
金丸はこれまで、古代魚や亀など「時間」や「生命」を象徴するモチーフを通して、存在の本質に迫る表現を展開してきました。その中でも立体作品は、2011年の初発表以降、絵画と並 行しながら断続的に展開されてきた重要なシリーズのひとつです。
本展では、「ホシノキオク」(2012年)、「ホシノケシキ」(2014年)に続く新たな展開として、生命の象徴として捉えられた動物たちをモチーフとした立体作品約15点を発表いたします。
金丸の立体作品は、絵画の中に描かれてきた存在が現実空間に立ち上がることで、より直接的に鑑賞者と対峙します。それらは単なる造形ではなく、時間の蓄積や記憶の層を内包した存在として提示され、観る者の内側にある感覚や記憶を静かに呼び起こします。
本展は、金丸悠児の制作に通底する「生命の在り方」を、立体表現を通して提示する機会となるでしょう。
金丸悠児 Yuji Kanamaru
1978年神奈川県生まれ。
東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。
日本画の表現体系を基盤としながら、
独自のマチエールと重層的な色彩による絵画表現を展開する。
麻布や新聞の断片、ひび割れなど異なる要素が混在する画面は、
鮮烈さと柔らかさを併せ持つ独自の質感を生み出している。
中東で過ごした幼少期の経験を背景に、
異郷性とノスタルジーが交錯する独自の世界観を提示する。
Yuji Kanamaru
Born in Kanagawa in 1978.
Graduated from Tokyo University of the Arts.
Working from a foundation in Nihonga, he develops a distinctive painterly language
defined by unique textures and layered, vibrant yet subtle colors.
Incorporating elements such as fabric, fragments of newspapers, and intentional cracks,
his surfaces generate a singular material presence.
Influenced by his childhood spent in the Middle East,
his work evokes a world where a sense of the unfamiliar and nostalgia intersect.



