岡本太郎展「爆発する芸術 - TAROの宇宙」
- shikisaisha
- 7月22日
- 読了時間: 2分
更新日:8月9日
Dates:2025.7.24 – 8.6
Hours:11:00 – 21:00 Sun & Holidays: 11:00 – 20:00
*Final day of the exhibition closes at 20:00
Venue:ShinQs Gallery 5 (Shibuya Hikarie, 5th Floor)

ShinQs Gallery 5では7月24日より岡本太郎の個展「爆発する芸術̶̶TAROの宇宙」を開催いたします。
“芸術は爆発だ!” の名言で知られる岡本太郎(1911‒1996)は、戦後日本の美術・文化・思想に多大な影響を与えた前衛芸術家です。
本展では、岡本の代表的な版画作品を中心に、水彩画も交えながら、彼の創造のエネルギーと哲学を多角的に紹介します。
渋谷という文化と情報の交差点において、“レトロ” と “未来” をつなぐ芸術体験をお届けします。
原始と現代、爆発と静寂、混沌と秩序̶̶あらゆる対極を抱えた岡本太郎の宇宙を、ぜひこの機会にご体感ください。
岡本太郎(1911‒1996)
岡本太郎は、「芸術は爆発だ!」という言葉に象徴されるように、常識や既成概念を打ち破る創造力で、20 世紀の日本芸術を根底から揺さぶった表現者です。
18 歳で単身渡仏し、モンパルナスにアトリエを構えた岡本は、当時の前衛芸術に身を投じながら、マルセル・モースやレヴィ=ストロースの下で民族学を学び、さらにはバタイユら哲学者たちと知的交流を重ねました。
その経験から、「芸術とは全人間的に生きること」という信念を築き上げていきます。
第二次世界大戦後、戦禍に焼け野原となった日本に帰国した岡本は、ゼロ地点から再出発。「対極主義」を掲げ、「森の掟」 や「重工業」などの衝撃的な作品を次々と発表し、美術界に挑戦状を叩きつけました。
同時に、縄文土器や各地の民俗文化に新たな光を当て、“日本の原風景” を探る活動にも注力します。
絵画・彫刻・壁画にとどまらず、デザインや舞台芸術、評論、写真など、領域を横断しながら活動を展開。
1970年の大阪万博では、高さ70メートルの《太陽の塔》を出現させ、近代と伝統、過去と未来を直結させる造形によって、芸術の可能性を爆発的に拡張しました。
その精神は、没後も衰えることなく、川崎市岡本太郎美術館や岡本太郎記念館の設立、巨大壁画《明日の神話》の再発見・ 公開などを通じて広がりを見せ、今も若い世代にとって “生き方” としての芸術の象徴として共鳴を呼び続けています。
岡本太郎展「爆発する芸術 - TAROの宇宙」
2025年7月24日(木)~8月6日(水)
ShinQs Gallery 5(渋谷ヒカリエ ShinQs 5F)
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